- 2011年7月14日(木)
黒のハットに、ダンディな口髭、テクノやヒップホップにあわせ
高揚感溢れるスキャットで世界中を魅了した男。
その名はスキャットマン・ジョン。
懐かしいなぁ~と思われる方がほとんどかと思いますが、世代的に知らない方もいるかと思います。
先日、とある記事でそのスキャットマンの人気が世界中で再燃しているということを知りました。なんでも、Youtubeで投稿された動画に毎日世界中から賞賛のコメントが寄せられているそうです。
私がスキャットマンの曲を初めて聴いたのは小学生の時でした。
少年だった私はスキャットという斬新な歌唱法に衝撃をうけ、彼のことを"ピポパおじさん"と呼び何度も彼の曲を聴いていました。
当時は歌詞の意味など気にせず聴いていましたが、彼が書いた歌詞はとてもよく、たくさんの人に勇気を与えるような内容になっていて、彼自身が抱えていた吃音症という障害を抱えている人も含め、様々な人々に支持されているのも納得できます。
52歳でメジャーデビューし、一躍有名になった彼ですが、その数年後に他界してしまいます。彼のあまりにも早すぎる死にとてもショックを受けた記憶があります。
彼の生の歌声をもう聴くことはできません。
ただ、彼の曲で一番有名な「Scatman's World」の中にこんな歌詞があります。
Im'calling out from Scatman's world
(私はスキャットマンの世界から叫んでいるんだ)
私の少年時代に突如現れたスーパースター"ピポパおじさん"は
今もなお天国、いやスキャットマンの世界から叫び続けているはずです。
東京オフィス 軽部