- 2018年11月 5日(月)
東京オフィスのミツです。
久しぶりの観劇日記です。
先日、ミュージカル『マリー・アントワネット』を観劇してきました。
2006年に日本で初演されたミュージカルの新演出版です。
海外産のミュージカルと思いきや、原作は遠藤周作の小説。
そして脚本・歌詞はミヒャエル・クンツェ、音楽はシヴェスター・リーヴァイという
ミュージカル好きの方にはおなじみのクンツェ&リーヴァイ!
演出も新たにロバート・ヨハンソンが手掛け、新たに生まれ変わった『マリー・アントワネット』
通称「MA」と呼ばれるこの物語は"マリー・アントワネット"と"マルグリッド・アルノー"
二人の「MA」が激動の時代の中で生きていく物語。
フランス革命の時代を描いた作品は数々観てきましたが
どの作品でもマリーアントワネットは断頭台に登らなければならないんです。
このことがいつも以上に苦しく感じるくらいマリーアントワネットが1人の人間として描かれていると感じました。
歴史上のイメージからあまり良く思われない彼女ですが、そんなマリーアントワネットを
一人の女性として見ていると、ただ贅沢三昧の王妃ではなかったのだろうと思えてくるのです。
そしてもう一人のMA、マルグリッドもそんな王妃を最初は恨みつつも
そばで見ているうちに彼女を一人の人間として理解していき、
革命の先頭に立ちながらも情が湧いてしまう葛藤に思わず涙が・・・
フィクションとは言いつつもフランス革命は起き、多くの貴族たちが市民によってギロチンにかけられたことは
事実なのだと思うとなんとも言えない気持ちになりました。
リーヴァイさんの美しい音楽がこの壮大な物語にピッタリで
見入って、聞き入ってるうちに終わっていたほどあっという間の3時間でした!
この公演はどのキャストを選んでも素晴らしい歌が聞けます!
個人的にとてもおすすめの公演です!
東京公演は今月25日まで!ぜひ~!
Tag:
観劇
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