- 2010年11月24日(水)
大阪オフィスの森です。
先日、初めて落語と歌舞伎を観に行ってきました。
まずは落語、立川志の輔さん。
披露されたのは
「バールのようなもの」、「八五郎出世」。
いやぁ~、めちゃくちゃ面白い!
抑揚のある口調+間合いや目線に引き込まれ
人物や、その場の景色が想像できるのはもちろん
主人公が酔っぱらう場面では、入り込み過ぎて
お酒...というか、酔っぱらいの匂いまでしてくるではないか。
これが落語...。相当ヤバイ。
日頃、言葉で伝えることの難しさをよく考える。
だけどここではそれがスムーズで、日本語の素晴らしさも感じるほど。
もっと色々な噺を聞いてみたいと思えるほど、楽しかった。
そして歌舞伎は、大阪平成中村座。
演目は「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」。
小屋に入ると、南京玉すだれやあめ売りなどに扮した
役者さんが客席をウロウロ。
もうすでに、江戸時代にいるような不思議な気分となり
洋服を着ていることに違和感すら覚える。
演目が始まると、
役者さんの「見得」や客席から飛ぶ「中村屋!」の掛け声に
そうそう、これこれ! と、大興奮。
見せ場のひとつに「舅殺し」という場面があり、薄暗い舞台上で
本水と本泥を使っての立ち回りが繰り広げられるのだが、
黒子が長い柄の先に付いたロウソクで役者の顔を照らす
「面明かり」(今でいう、スポットライト?)という、歌舞伎ならではの演出に釘付け。
緊迫感が倍増し、全身にチカラが入った。
最初は、ちょっと難しいかも...と不安があったものの
いやいや、こちらも大満足。
紋付き袴を着ている気分で、マクドナルドへと向かうのでありました。
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