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"激熱"ラストデイズ

  • Posted by: VUELO
  • 2011年3月 3日(木)
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東京マラソンに沸いた2/27、ひっそりとその歴史に幕を下ろした「シネセゾン渋谷」。

『クロージング上映1985-2011』と銘打った最後の一ヶ月間は、26年の間にシネセゾンで上映していた名作や縁のある監督の特集上映を行っていました。
「鮫肌男と桃尻女」「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「リンダ リンダ リンダ」...クロージングとはいえ、湿っぽくはない、むしろ"激熱"なラインナップに心が躍ってしまいました。
1月の恵比寿ガーデンシネマに引き続き、またしても単館が消えてしまうことに一抹の淋しさを覚えながらも、その最終日の興行を観に行ってきました。

観てきたのはペドロ・アルモドバル監督の「トーク・トゥ・ハー」。
昏睡状態になってしまった愛する女性に話しかける看護士、同じく昏睡状態の恋人に話しかけることができない男性。
孤独の中に灯るひと光の希望を描いた、アルモドバル監督ならではの良作でした。

館内には名残惜しく写真を撮る人や、今までのポスターやラインナップを眺める人、また、岩井俊二監督がシネセゾン渋谷に贈った言葉を見つめる人の姿が。
みんな思い思いに、最後のひとときを過ごしていました。
シネセゾンスタッフの皆様、素晴らしい作品をありがとうございました!


ところで2/5からは第二回午前十時の映画祭が全国でスタートしています。
アメリカ映画ばかりなのが少し気になるところですが、映画ファンに支えられて待望の第二回が開催されました。
映画のデジタル化が進み、フィルムで昔の作品を観る機会は減少しています。第三回の開催も危ういとか...。

設備の整ったシネコンで、新作ではなく旧作を観てみる。そんな休日の過ごし方はいかがでしょうか?

東京オフィス カワチ

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