加盟店の経営を支えるため、
経営管理からストアスタッフのマネジメントまで、
「人・物・金」の運用管理をサポートする
コンサルタントのような存在です。
加盟店の話を常に聞き、信頼関係を構築。
地域に愛される店舗づくりのため、
さまざまな助言や提案を行っています。
前職は調査会社で約5年勤めていました。企業の経営状態や代表者の人柄などの信用調査を行い、依頼主に報告する仕事です。つまり情報を販売していたわけですが、情報は形がないので、どのように活用されるのかわかりません。そこに物足りなさを感じるようになっていました。
その点、小売業はどのような商品なのか形が明らかですし、お客さまの手に渡るまでの一連の流れを最後まで見られます。言い換えると、お客さまに届けるまで責任を持てることに惹かれ、ファミリーマートへの転職を決意しました。
営業ではなくスーパーバイザーを選んだのは、前職の経験を生かせると思ったからです。スーパーバイザーは、加盟店のそれぞれの思いを受け止めつつ成果を出すための提案を行うのが仕事。まだ年齢が若い私が物怖じせずに接することができるのは、前職で多くの経営トップと会ってきたおかげだと思っています。
入社前は、大手企業なので風通しが悪いのではと思っていましたが、先輩社員ともざっくばらんに話せますし、上司や所長も気さくに話しかけてくれます。私は現在、営業所の中で一番の若手なのですが、ことあるごとに「どう思う?」とわざわざ意見を聞いてくれることに驚きました。自由に思ったことを発言できますので主体的に取り組めますし、だからこそ重要なことを早く覚えられるのだと思います。
また、コンビニエンスストアでの勤務経験はまったくなかったので、店舗研修の経験は現在もっとも役立っています。スーパーバイザーは、お客さま目線でその店舗について加盟店に伝えなければなりませんので、店舗研修でお客さまと交わしたひとつひとつの言葉が、大きく役立っています。業界経験がなくても、こうした研修や営業所での先輩・上司の言葉で実務レベルのスキルが身につくのは本当にありがたかったです。
今までで一番印象に残っているのは、初めて担当したリニューアル店です。リニューアルと言っても建物からすべて一新したので、ストアスタッフの募集・面接まで全部行うのは想像以上に大変でした。でも、そのおかげで「一緒に頑張る」という意識が深まり、加盟店夫妻との距離を縮められました。さらに、この加盟店は長く店舗を運営している方なので、いろいろなスーパーバイザーと一緒にやってきているのですが、オープン初日に「君が担当で良かった」と声を掛けてくれたことは忘れられません。
また、リニューアル前の店舗はストアスタッフの接客に元気がなかったので、スタッフトレーニングに力を入れたところ雰囲気が良くなりました。現在、7店舗を担当していますが、私にとっては7店舗のうちのひとつであっても、店舗にとってスーパーバイザーは私一人。より信頼されるようにスキルを磨いて、より良い店舗づくりに貢献していきたいと思っています。
※職位・職責・所属・記事の内容は取材当時の情報になります。