前職はSIer（エスアイヤー。システムインテグレーションを行う企業）で、システムエンジニアとして8年間勤務していました。しかし、同じシステムを決まったお客さまに提案し続けていたため「変化がない」ことに不満を感じ、転職を決意しました。

ファミリーマートを選んだのは、目覚ましくIT化が進んでいるコンビニ業界に惹かれたからです。特に、驚異的なスピードで商品の入れ替えを行うのにもかかわらず、しっかり対応しているデータ管理システムがどうなっているのか非常に興味がありましたし、そんな最先端のシステム構築に携わることで、よりエンジニアとしてスキルアップできるのではないかと思いました。

それに、ファミリーマートの企業としての姿勢も魅力的でした。「グローバルNo.1」を目指して疾走するファミリーマートとともに、自分自身も大きく成長したいと考えたのが、転職の決め手となりました。

入社して驚いたのは、自社のことを真剣に考えてお互いを支えあう社風が息づいている点です。たとえば、「ファミリーマートらしさ推進活動」では、全社員が会社のことを真剣に考え、話し合います。最初に参加したとき、言葉だけでなく本当にお客さまの利便性を考えているのがひしひしと伝わってきて、新鮮な感動がありました。前職では一切なかった活動ですし、担当業務についてだけ考えていれば良い雰囲気でしたから。

また、ビジネススピードの早さにも驚かされています。商品の入れ替えもそうですが、常にニーズを察知し、すぐに対応するわけです。前職の感覚だとありえないスケジュールでシステムの開発や改善を行いますので、最初は戸惑いました。しかし、日本中の店舗ですぐに導入したサービスが体感でき、それを利用するお客さまの姿を目の当たりにできるというのは、想像以上に大きなやりがいとなっています。

前職ではプログラミングも一部行うなど技術を求められました。しかし、今の仕事は非常に打ち合わせが多いのが特徴です。社内のあらゆる部署から要望をヒアリングし、システムベンダーへ連携。それぞれと緊密にコミュニケーションを図らなければシステムづくりはできませんし、予算やスケジュールが合わない場合もありますので、あらゆるレベルでの調整をしなくてはなりません。自ずと、以前より論理的に話ができるようになりましたし、マネジメント能力も磨かれたように思います。

ですから、プロジェクトリーダーレベルを目指しているエンジニアにとって、最適な能力を伸ばすことのできる環境がここにはあります。店舗数の多さだけでなく、取り扱う商品も膨大ですので、柔軟な対応能力も磨くことができます。さらに、困ったときは周囲の先輩や上司がすぐに助けてくれるのも、ファミリーマートならではの強みだと思っています。

※職位・職責・所属・記事の内容は取材当時の情報になります。