本社スタッフは、店舗運営や新規出店を
強力にバックアップする「縁の下の力持ち」です。
オリジナル商品を安定して提供するための原材料手配や、
鉄道・商業施設に出店するための法人との交渉、そして法務、
財務、システムと多彩な分野のエキスパートが集まって
ファミリーマートというブランドを守り育てています。
「手に職をつけたい」、そう考えて大学卒業後に目指したのが税理士でした。幸い試験に合格して税理士有資格者となることができ、いずれは税理士登録しようと思っていましたが、税理士法人で実務に携わるうちに考えが変わってきました。
税理士法人は外部の立場ですので、相談を受けるのはどうしても問題発生後となってしまいます。そのため「早く相談してくれれば損失を防ぐことも、より質の高い契約を結ぶこともできたはず」などともどかしさを覚えるようになりました。それならば、ひとつの企業に根を張って支えることで本質的な問題解決が可能ではないかと考え、転職を決意しました。
せっかくならば社会貢献できる企業を支えたいと思いましたので、転職先にはこだわりました。クリーンで組織再編や海外進出にも積極的に取り組み、ボトムアップ型の経営スタイルであること。その条件をすべてクリアしているのがファミリーマートだったのです。
入社直後に手がけたのは、前職では経験したことのない大規模なM&Aの税務処理でした。テレビのニュースや新聞の一面に取り上げられるような案件だけに、責任の重さを痛感すると同時に大きなやりがいを感じることができました。それまでも、国際情勢や経済の動きには関心を寄せていましたが、そうした大規模案件を経験することで社会の動きをより身近に感じられるようになりました。
予想以上に経理財務部門が充実しているのも、入社して実感したことのひとつです。米国公認会計士(USCPA)などの難関資格を取得している人もいて非常にレベルが高く、しかも全員で力を合わせて問題を解決していこうという雰囲気があるので、常に良質な刺激を受けています。また、社歴に関係なくどんな意見でも上司が耳を傾けてくれるので、提案しやすい環境なのもうれしい限り。税務に対する意識が高く、成長意欲を持っている人には最適な環境が整っている環境だと思います。
入社前に思い描いていたように、いろいろな部門・部署、そしてさまざまなプロジェクトから税務に関する相談を受けることも増えてきました。これは、税務に携わるチームが整備されているのと、先輩社員や上司が今まで社内に税務の大切さを啓蒙してきた成果なのだと思います。そもそも、取引が生じるところには、必ずクリアしなければならない税務の問題があるもの。私も、先輩や上司のようにもっと社内に向けて情報を発信し、より気軽に相談をしてもらえるような環境整備に尽力したいと考えています。
個人的には、海外進出のプロジェクトに携われるようになるのが次の目標です。そのためには、国際税務の知識をもっとしっかり学ばなければなりません。「税務のことなら山本に相談しよう」と全社から認められる税務のエキスパートをめざして、今後も頑張って行きたいと思っています。
※職位・職責・所属・記事の内容は取材当時の情報になります。